 2014年7月6日 帝国劇場 「天使にラブソングを」のミュージカル版です。 私は２回とも森さんデロリスだったので、ソウルフルで生命力にあふれた森さんはデロリスにぴったりだと思いました。包容力があって魅力的です。 なんといっても、「歌が好き！」「音楽が好き！」というパッションがこの舞台の見どころです。非常に前向きで、大人にも子供にも分かる、普遍的な題材。はじけるシスターたちを見ていると、泣きたいような気持ちと一緒に踊りたい気持ちがないまぜになって、ものすごい昂揚感に襲われます。 デロリスとラスボスの修道院長、シスターの代表メアリー・ラザールス、オハラ神父がいい感じでバランスをとっています。鳳さんと春風さん、村井さんの存在感はすばらしいです。鳳さんはまじめで笑いを取るお堅い感じがうまいし、春風さんは作り込みがしっかりしていて楽しくて、つい目で追ってしまうし、村井さんははじけても品がよく、お茶目で魅力的なキャラクターに仕上がっていて、皆さん目が離せません。登場する度にどんどん衣装が豪華になって、MCが板についているオハラ神父の可愛さ！ メアリー・ロバートの歌声の清らかなこと。彼女はこれからどんどん出て来ますね。カーティスは歌と貫禄は吉原さん、ダンスは大澄さんがいいかな。でも正直に言うと、カーティスは修道院組に食われた気がします。鳳＆春風＆村井のタッグ（あ、この３人私が好きなブレヒト・オペラだわ）に正面から挑んで勝つのは難しい。 脚本、音楽、衣装がいいですね。アラン・メンケンさすが。シスターと神父のキラキラ衣装は全部画像で欲しいです。ソフト化されないかしら。再演してほしいです。私今回は２回とも２階席だったので、今度は１階で見たいなあ。再演の時も村井オハラ神父の下手からの横走りはやって下さいね(^-^) 大変気分良く劇場を後にできました。 |