夏ノ夜ノ夢

2006年3月

ファンの贔屓目ぬきで、村井さんの存在感が光ってる気がするんですけど〜。この舞台を引っ張っているのは村井さんだ!ヒゲなのはうれしかったけれど、頭がレゲエなんですね。平安貴族のようなマントがゴージャスですが、胸元と鎖骨が見えていたらもっとエロくてよかったな〜〜〜。なのでエロビームは思ったよりソフト。むしろ、パンパース男のほうがエロいぞ。オーベロン、両刀??頼むから、小姓というなら青年でなく15才くらいに見える子にしてくれ(>_<)パックとオーベロンのやり取りがいきいきしていてお茶目で好き。惚れ薬使うのは疲れるそうでかわいい☆ヘレナに術を使うところは、えらい楽しそうですな。デメトリアスに術を破られた時の不機嫌な顔がたまりません〜。ラストの方でのパックへの呼び掛け(収録)は惚れ惚れします。

タイターニアの床嶋さんは妖艶でステキですね。もっとおとなしめの方かと思っていました。ガートルードもできそうです。この舞台ではこのお二人がピカイチ。

マイケル、舞台では初見ですがこんな人だっけ?どこまでが演技でどこからがほんとに台詞が飛んだのかわからない(^_^;;)視線が常に遠くを見ているようなのが、イッちゃってるキャラって感じ?共演者のブログによると、彼が持ってきた弁当にはアメリカ製のプロテインの乾麺が入っていて、明太子、ツナ、もずく、生卵、豆腐がかかっていたんだとか。なんだかすごいぞ、マイケル。「桶いっぱいのミ○ズ」という台詞があるけれど、まんまミ○ズ弁当だよ〜。あと、ロバの方がよかったと思う。タイターニアとの絡みは仕方ないとしても、カウントされちゃうのは引く。エフェクトかけた声も。

松緑さん、上手だしがんばっているとは思うけれど、印象が薄い??人間と妖精のハーフで、突っ張っていて拗ねた感じはするのですが、やっぱりもう少し痩せていた方がパックらしかったんじゃないかな。台詞まわしもやっぱり歌舞伎っぽいような、常に「この人は歌舞伎役者だな」という気持ちで見てしまって。井戸?の上に飛び乗るところはさすが歌舞伎役者ですが、飛び下りる時の「ドスン」という音がやはりパックっぽくないような。ハーフという設定はいいけれど、ヘレナLoveなところと、旅立っちゃうところがなんとなく違和感・・・これは彼の責任ではないですが。

菅野さん、学生時代に駅に貼ってあったお芝居のポスターで記憶していたのですが、普通にしゃべるかと思えばいきなりコーフンするし、ラストでやる気無さそうに踊ってるかと思えば、点滅ライトの中で(まさに部屋を明るくしてTVからは離れて見てねって感じ)踊り狂っていて、不思議。走り方が独特。劇中劇の時、デメトリアスとヘレナが隣にいるんですね。ハーミアが隣の方が自然な気が。衣装がアジアっぽくて、アズキと金の組み合わせが渋ゴージャスでいいですね。

住田さん、出張鑑定の方ですね。地味だけどうまいと思う。劇中劇の流れがあまりにテンポが悪いので、気の毒。足は本当は悪くないんですね(^_^;;)

尾上辰巳さん、清潔感があって立ち姿がきれい。

若者4人。ひとくくりにしてはいけないと思うけれど、告白すると、個人的にあの4人のシーンはあまり興味が持てなかった。映像向きで舞台向きな人たちではないのかな〜。特に、どなったり早口でまくしたてるシーンになるとツライ。せっかく4人がうまくいくことになっても、素直によかったねと言ってあげたい気持ちになれないのが寂しい(>_<)

構成や演出では、パックの扱いと劇中劇などのテンポと、全体のばらばらな印象が気になりましました。セクシャルな演技とか振り付けとか加納さんの好みみたいですが、私はもっと品よくセクシャルにやってほしかった。衣装も、妖精は妖怪とか黄泉の使いのようで、こわい(^_^;;)若者の男性が二人半裸なのもなんだかな〜。小姓はもろパンパースだし。音楽、幻想的でアジア的ですが、やはり無国籍より日本的なイメージが残る。妖精初登場のシーンの音響は怖くて、幼児には見せられないかも。装置、回り舞台なのはいいけれど、鳥居がどう見ても日本的なので、鳥居以外の象徴的なもので神聖な感じを出せなかったのかなと。アテナイとかスキタイとか各キャラの名前と、鳥居のイメージが頭の中でチグハグな印象になってしまって(^_^;;)それならいっそ、キャラの名前も変えてしまってタイトルもカタカナに変えるだけでなく全然違うタイトルにしちゃうとか(爆)

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