あるいはおっさんにカンパイ

〜 そして二人は伝説になる 〜
鹿賀丈史バルジャン、村井国夫ジャベール
 

◆新しいレミを見ていて、どうしてもフッと浮かぶのが村井ジャベールと鹿賀バルジャン。今のキャストに文句はないけれど、やはり全体が若返ったせいか、何となくもの足りない。おっさん・・・おっさんギヴミー!!あずなはおっさんチェッカーなので、レミもおっさん度の高さが好きなんだと痛感。ミリエル司教もフォーシュルバンも、テナルディエもバルジャンもジャベールも皆おっさん。ああ、おっさんにカンパイ。
◆村井ジャベールの恐さが好きでした。十年後パリ、スモークの中から現れるジャベの恐さ。ピリッとした空気。あの恐さはなかなか出せるものではないです。そして、♪つまづけば〜と腹に響くスターズ。自殺で橋から川に飛び込むところやうずに巻かれていく動きもとても自然で、見事でしたね〜。
◆鹿賀さんのバルジャン、絶品でした。独白も裁きも彼を帰しても細やかで、コゼットへの愛情に溢れ、苦悩に満ちていました。息のあった鹿賀・村井コンビの対決は素晴らしかった!ぜひもう一度見てみたいものです。(03.10.31)

 

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